※以下は、オルタナティブブログで公開していた「新型コロナ: イベントを補償なしで中止するために(はてなブログに転載)」に対するコメントです。
新たにコメントされる方は、はてなブログにお願いします。

コメント

Y

>「イベントを補償しない政府が悪い」と現実的でない非難を浴びせても何も解決しません。
と仰っていますが現実的であると主張する学者さんもいます。例)藤井聡
https://www.youtube.com/watch?v=GrfbIYOlSTE
もし時間があれば、藤井聡がいうように、保障のない自粛による経済的被害による自殺者がコロナ対策によって減らせる死亡者より減らせるという根拠を示していただけるとありがたいです。

Y

リンク付きでコメントをつけたので別に報告させていただきます。
アメリカみたいに失業者が週間328万人みたいになり、その保障が受けられないといった事態にならないことを祈ります。
さっきのコメントでもし保証と書いていたら保障に訂正させてください。

mohno

すみませんが、動画を視聴する時間はもったいないので、ご容赦ください。


> 保障のない自粛による経済的被害による自殺者がコロナ対策によって減らせる死亡者より減らせる
経済的被害による自殺者を防ぐための法律は、自己破産や生活保護など、すでにあります。まずは、それらでカバーすることです。
生活を維持するための給付はすぐにやればいいと思います。
それこそ所得水準で判断するなんて時間がもったいないと思っているくらいです。
そこにかかる費用だけでも甚大なものになるでしょうが、それは必要な出費です。新型コロナによる被害を受けているのは観光や外食、交通などさまざまな産業に及びます。イベントを含め、いまは「いくらかの」支援策が考えられているようですが、「だったらイベントをやめてよい」と思うほどの額にはならないでしょう。税金をイベントを“補償”するほど投入するとなるとバランスが悪いですし、それに応じてさまざまな業種で同様の施策をすれば未来に大きなツケを残すことになります。これから大幅な税収減、医療費の増大を避けるわけにはいかないのに、です。


自粛による“経済的被害”を言っている人は、新型コロナを甘く見ているとしか思えません。別記事のコメントにも書きましたが、若者でも感染すれば千人に2~3人、年齢が高い人がより高い割合で亡くなります。もし、感染が人口の半分にまで及ぶとし、少なく見積もって0.1%が亡くなるとしたら、社会に与える影響が甚大です。日本の上場企業だけで3700以上ありますが、そのトップが何人かは亡くなるということです。企業経営者なんて高齢のことが多いので、人数はずっと増えるでしょう。
そして、上場していない企業も含めば大企業は1万社、中小企業は380万社もあります。それらの企業経営者が亡くなっても、今の経済が維持できると思えるのでしょうか。正常性バイアスがかかって「そんなひどいことになるはずがない」と思っているだけなのではないでしょうか。そこに至るまでには年単位での時間が費やされるでしょうし、現実味を感じるようになった頃にはどうせ自粛をすることになると思います。自粛が遅れた分、さらに長期にわたって自粛は続くでしょう。今のところ自粛せずに乗り切った国はありません。


※2020/3/30追記。後のコメントの通りに修正しましたが、ここで取り上げている「ほしょう」は損失を補填するという意味での「補償」です。生活を「保障」するという意味であれば、それは生活保護など既存の法制度があります。

mohno

スライド#11「イタリアからのデータ」ですが、そもそもイタリアを参考にするなら現在の致死率は単純計算でも11%です。感染して即死するわけでもないので、今すぐ感染が止まっても死者数は増えるのに、です。イタリアは医療崩壊して治療が追い付いていないためですが、そういう状況で高齢者が多数亡くなっていることを上げて「ほとんどが高齢者」という判断はできません。実際、次のページでは中国のデータを持ち出しており、そこでは50歳以下でも死亡していることが示されています。
別のコメントでも書きましたが、感染したら“若い人でも”0.3%死亡するというのは無視できる小さな値でしょうか。説明の方では「季節型インフルエンザの全体リスクと大きく変わりません」というのは、季節性インフルエンザの致死率0.1%(1000万人が感染して“超過死亡概念”で1万人が死亡する)という割合を指しているのだと思いますが、こちらでも高齢者の比率が高く、若い世代はずっと低くなります。年齢に関係なく感染したら千人に1人が死ぬ(あるいは3人が死ぬ)となれば、ワクチン接種する人はもっと増えますよ。60歳未満の人がインフルエンザで死ぬのは、せいぜい1万人に1人(0.01%)、若ければもっと低くなります。だからワクチン接種しない人が多いのです。
致死率をさておけば、問題は医療です。感染者が少ないうちは医療が対応できますが、もともと日本の医療にはそんなに余裕がありません。過労死ラインが残業月80時間と言われているのに、厚生労働省は「医者の残業は月155時間に“抑えましょう”」と言っていたくらいです。行政も無駄なコストはカットしろと言って病院にはたいして余裕はありません。病床を増やす努力はされていますが、医者は簡単には増えません。
そして、新型コロナは「止める方法がない」感染症です。防護服とゴーグルを付けて治療するので、普通のインフルのようにはいきません。医療の限界を超えたら治療を受けられない患者が増えて致死率も上がります。中国は武漢を封鎖して、全土から医者を集めて医療崩壊を防ぎました。おそらく韓国もうまくいっています。両国とも現在では感染者が増える数より回復する人数の方が上回っています。日本はこれから間に合わなくなります。
対策については呆れるばかりです。高齢者を自粛させておければ感染を防げるとか、この社会で高齢者と若者の断絶が可能だとでも思っているのでしょうか。そもそも高齢者にも若者にも感染者がいるのです。
これで肩書きが「京都大学」なのがビックリです。京都にあるディプロマミル大学なんじゃないかと疑ってしまいますね。

猫たろう

>これで肩書きが「京都大学」なのがビックリです。京都にあるディプロマミル大学なんじゃないかと疑ってしまいますね。

名工学の修士卒程度が何をほざいてるんだという感じデスネ。
phDとってないのにディプロマミルとか恥ずかしいのに言わない方がいいですよ

mohno

> 名工学の修士卒程度が何をほざいてるんだ
ぜひ中身で反論してください。

Y

返信ありがとうございます。
大体、自粛を言っている人が何を恐れているのかは理解できた気がします。
色んな意見を聞くっていうのは大事ですね。

猫たろう

>ぜひ中身で反論してください。
中身でとかいうなら最初から京大がどうとか煽るのはやめましょう。

KM

2020/03/30 06:40のmohnoさん
生活保護は使える制度だと思ってはいけないと思います。
実態は把握できず、理念とかけ離れています。
ここではまた別の話なのでリンクはやめますが、実体験としても大変な目に遭いました。
それも含めて自殺増えるだと思います。

mohno

> 中身でとかいうなら最初から京大がどうとか煽るのはやめましょう。
“最初から”煽っているように見えるかは皆さまの判断にゆだねます。
中身の反論はなさそうですね。

mohno

> 生活保護
それが“理念とかけ離れている”ところを“他”で補うのは難しいと思います。
あと今「経済」に遠慮して緊急事態宣言を出さずにいると欧米の後を追って経済的にももっとひどいことになります。
もはや、それが実証されそうな気がしてなりません。

やん

補償なしでイベントをすべて中止すべき、という意見は、若者が 死ぬのは老人だけだから自粛なんてしなくてよい と言っているのと大差ないですよね
わたしは半年先までの仕事がなくなりました
あなた方が安全でいるためのリスクをすべて負わされている形ですね
別に全てを補償すべきとはわたしも思いません
何かあった時に真っ先に切られることも覚悟はしています
ただ、すべて即やめるべきというのはコロナウイルスへの恐怖で想像力が麻痺していませんか?

mohno

> 若者が 死ぬのは老人だけだから自粛なんてしなくてよい
実際には、これも間違っています。
別記事で示した通り、若者は確率が低い(0.2%程度)というだけで、死ぬ可能性はあります。
「500回に1回死亡事故を起こすような乗り物、怖くて乗れませんよね」(山中伸弥氏)
イベントについては、すみません、まずは感染を止めることが最優先であり、それに失敗すれば、今、まわっている経済すらまわらなくなってしまいます、としか申し上げられません。